自主製作で必要不可欠な特殊効果。少しでもプロに近づくための特殊効果の方法を、今回から特集してみたいと思います。
第一回目は『弾着』です。ただし、弾着は火薬を使う非常に危険な効果ですので、火気厳禁はもちろんの事、取扱いには本当に気を付けて下さい。失敗してケガをしても責任は持ちませんので。(私の学校の先輩は、指を一本失いました。これは実話です)
<必要な材料>
麦球、ストロー(細くて柔らかいもの)、セロテープ、爆竹、リード線、スイッチ、9V電池、電池ボックス、ビニールテープ、ゴムシート、コンドーム、血糊、ガムテープ
これだけそろえれば、あなたにも弾着が作れます。目覚まし時計を加えれば、時限爆弾も……おっと、危ない危ない。
《麦球を割る》
麦球は、弾着の発火装置として使用します。まずは、ガラスが邪魔ですので、割ってしまいます。ガラスが飛び散らないようにセロテープを巻き、金づちなどで丁寧に割ります。この際、麦球のフィラメントを切らないように気を付けて下さい。
《麦球にストローを巻く》
割ったらガラスを取り除き、ストローを巻きます。ストローの長さは、4センチくらいに切って下さい。麦球よりストローが太い場合は、タテに割ってぐるぐる巻きましょう。あまり巻き過ぎると使いにくくなるので、切れ目がない程度で大丈夫です。巻いたら、セロテープで固定しますが、中に火薬を入れるのでモレないようにしっかりグルグルと貼って下さい。
《火薬を入れる》
セロテープで固定が出来たら、中に火薬を入れます。火薬は、爆竹の中の火薬を使用します。爆竹を分解すると、粉が入っていますが、黒い粉が火薬です。黒以外の茶色い粉が入っている場合がありますが、これは煙用か何かで、火薬ではありません。茶色の粉は混ぜないように気を付けて下さい。混ぜると、爆発しません。(火薬かどうか分からない場合は、安全なところで粉に火を付けてみましょう)入れる量は、爆竹1.5本から2本くらいが目安ですが、爆竹によっても量が違いますので、テストを繰り返して下さい。少なくとも、フィラメントが埋もれないと、爆発しませんので御注意を。
《最後の仕上げ》
火薬を入れたら、ストローを折り返して、火薬がモレないようにし、セロテープで固定します。セロテープは、しっかり巻いた方が爆発力が強くなります。これで弾着は完成です。出来上がったら、テスターでフィラメントが通電しているかどうかチェックをして下さい。作業途中で切れる事が良くあります。
《スイッチを作る》
弾着が出来たら、次はスイッチです。スイッチは弾着を付けられる人が手に握れるように、リード線の長さを調節して下さ い。電池は体に張り付けるか、ポケットに入れられるところに。接点は必ずビニールテープで絶縁して下さい。出来上がたら、弾着を取り付けて発火テストです。電池は、最後の最後に取り付けるようにして下さい。誰かがスイッチを触って、爆発してしまう事があります。
《血糊を作る》
血糊は、手っ取り早く使うには、ハンズで買ってくるのが一番です。番号で色の濃さが変わるのですが、まん中くらいの番号が無難です。どうせ吹き飛ぶ血なので、水で薄めて使います。シラタキなどを混ぜると、ぶつぶつ感が良い感じになると思います。血糊が出来たら、コンドームに入れ、しっかり縛ってモレないようにします。血糊の作り方バリエーションについては、また別の機会に紹介したいと思います。
次は、血糊をゴムシートに張り付けます。ゴムシートは、人体に直接触れる部分ですので、厚くて丈夫なものを用意して下さい。薄いと、ケガをする事になります。(硬質ウレタンシートなどが良いかも。ハンズで売っています)ゴムシートは10センチ四方くらいの角にして、その上に血糊の入ったコンドームを置き、周りをガムテープで固定します。まん中の部分は、血糊が吹き出す口ですので、あまりガムテープで固めすぎないように注意して下さい。固定が出来たら完成です。
《人体に取り付ける》
血糊付きのゴムシートを、血糊を吹き出したい位置にガムテープでしっかりと固定します。そして、血糊の出口の部分に弾着を固定します。その上から服を着たりするのですが、服の生地が厚いと破れず、血糊が飛び出しませんので、服に裂け目を作っておきましょう。以上が終わったら、いよいよ爆発させます。最後にもう一度通電チェックをして、電池を取り付けます。あとはスイッチを入れれば爆発し、血糊の袋が破れて血が飛び出すはずです。
《最後に》
火薬の量や、血糊の量、取り付け方などによって、弾着の効果は変わります。納得がいくまで何度もテストを繰り返して、より良い効果を目指しましょう。あと、弾着を取り付ける人は、耳栓をしておく事をお勧めします。
近いうちに画像もアップできればと思いますが、もしどうしても作り方が分からない方はメールで質問をして下さい。
それでは、次回でまたお会いしましょう!
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